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 滋賀県草津市の名神高速道路で24日、観光バスが渋滞の車列に追突し、17人が死傷した事故で、バスのブレーキ痕とみられるタイヤの痕が、衝突場所の約30メートル手前から残っていたことが県警への取材でわかった。県警は、バスの運転手が事故直前に前方の車に気づき、急ブレーキを踏んだが間に合わなかったとみて捜査している。

 県警高速道路交通警察隊によると、事故は24日午後4時20分ごろ、上り線の草津ジャンクション付近で発生。バスは片側4車線の一番左の車線を走行中、渋滞で止まっていたワンボックス車に追突し、その前にいた2台が巻き込まれた。

 事故でワンボックス車に乗っていた奈良県大和高田市の会社員、仲本佳子さん(58)が死亡し、孫で小学1年生の女児(7)が意識不明の重体。ほかに乳児を含む男女15人が重軽傷を負った。仲本さんはレンタカーを借り、娘や孫らと福井県の親戚を訪ねる予定だったといい、3家族計12人が乗っていた。

 県警はバスからドライブレコーダーを回収。自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕したバス運転手の鈴木武容疑者(52)の容疑を同致死傷に切り替え、詳しく事情を聞く。(安藤仙一朗、山中由睦)