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 国賓として来日したトランプ米大統領夫妻を歓迎する宮中晩餐(ばんさん)会が27日夜、皇居・宮殿「豊明殿」で開かれた。天皇、皇后両陛下が主催し、秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方、安倍晋三首相夫妻ら165人が出席した。

 天皇陛下は両国が様々な困難を乗り越えて相互理解と信頼を育み、「今や太平洋を隔てて接する極めて親しい隣国として、強い友情の絆で結ばれております」と述べた。上皇ご夫妻が戦争犠牲者の慰霊を続けたことにも触れ、「今日の日米関係が、多くの人々の犠牲と献身的な努力の上に築かれている」ことを常に胸に刻みつつ、両国民が「世界の平和と繁栄に貢献していくことを切に願っております」と話した。

 自身の米国との思い出にも言及。1985年に米国を初めて長期に訪れた時にレーガン大統領から温かく迎えられたことや、皇后雅子さまが幼少期や高校、大学時代を同国で過ごしたことなどを紹介し、「私どもは貴国に対し、懐かしさと共に、特別の親しみを感じています」とも語った。

 これに対し、トランプ氏は、「米国と日本との間で大切に育まれてきた絆を我々の子孫のために守っていきます」などと述べた。

 食事後は、別室で歓談する「後席」が設けられており、皇后さまも療養に入る前の2003年10月以来、約15年ぶりに出席した。

 米国大統領が国賓として来日したのは、2014年4月のオバマ大統領以来。(中田絢子、長谷文)