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 トランプ米大統領が来日するのを前に、ホワイトハウスのボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が25日、都内で複数のメディアと会見した。北朝鮮が今月に短距離弾道ミサイルを発射したことについて、国連安全保障理事会の制裁決議違反と批判し、日米首脳会談で対応を協議することを明らかにした。

 ボルトン氏は北朝鮮のミサイル発射について、「発射されたミサイルのほとんどはきわめて射程の短い弾道ミサイルだった。北朝鮮はいかなる(弾道)ミサイルの発射も禁じられており、国連(安保理の)制裁決議の違反であることは明らかだ」と批判。27日に予定されるトランプ氏と安倍晋三首相の首脳会談では、いかに安保理決議を維持していくかを話し合うことを明らかにした。

 トランプ氏はこれまで、米メディアなどに対し、北朝鮮のミサイル発射は「(自分と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との)信頼を壊すとは全然思わない」と述べ、問題視しない考えを示している。

 一方、ボルトン氏は、決裂に終わった2月のトランプ氏と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長のベトナム・ハノイでの首脳会談以来、「我々は北朝鮮とほとんど話ができていない。韓国もできていない」と進展がないことを認めた。「トランプ氏は常にドアを開けている。ただ、そこに入ってくるかは正恩氏次第だ」と述べた。

 安倍首相が正恩氏と条件をつけずに会談し、拉致問題について話し合う方針を示していることについては、「トランプ氏は正恩氏とすでに2度、無条件で会談している。首相が会うことは何ら問題にならない」と支持を表明した。(土佐茂生)