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 東京電力福島第一原発事故による避難指示が2017年4月に解除された福島県富岡町で25日、幼稚園や認定こども園、小中学校の合同運動会があった。地元での開催は9年ぶり。青空の下、午後1時ごろまでの日程で計60人がかけっこや玉入れなどを楽しんだ。

 昨年の学校再開に合わせて町に引っ越した中3の渡辺亜美さん(14)は「9年ぶりに富岡で運動会ができてうれしい。みんなを盛り上げたい」と笑顔。約60キロ離れた避難先の三春町から孫の応援に来た根本武勝さん(78)は「震災で町民がバラバラになったが、子どもたちの元気な姿に励まされる」と目を細めた。

 原発事故で小中学校は内陸部の三春町にある仮設校舎に移ったが、富岡町の大部分で避難指示が解除され、昨春に地元で再開した。昨年の運動会は今も残る三春町の学校であったため、地元での開催は震災後初となった。(床並浩一)