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 夏の参院選を前に、自民党宮崎県連は25日、定期大会と決起大会を宮崎市で開いた。宮崎選挙区(改選数1)では立憲や共産など主要野党の候補者が出ておらず、選挙の構図は固まっていない。

 大会には、宮崎選挙区で2期目をめざす長峯誠氏(49)ら県選出国会議員5人のほか、来賓として河野俊嗣知事や党の甘利明選挙対策委員長が出席した。

 甘利氏は「党本部としては安心して見ていられる戦いだが、前回以上に得票率を伸ばして」と要望。決起大会で登壇した長峯氏は「政治は一寸先は闇だ。最後まで気を緩めることなくがんばる」と述べた。

 宮崎選挙区は全国32ある改選1人区の一つ。立憲、国民、共産、社民各党と旧民進系の衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の野党5党派は全国11選挙区で候補の一本化に合意。ほかでも調整に向けた動きがある。だが、宮崎はそもそも野党5党派の候補がいない全国でもきわめて異例の選挙区だ。

 県内では立憲、国民、社民の各党と連合宮崎、県労組会議の5者が、候補擁立を協議してきた。昨年10月、候補を一本化する方針で合意。統一地方選と大型連休後の今月7日にも協議したが、具体名は出なかったという。

 衆院選の3選挙区についても立憲、国民、社民の候補予定者は皆無。衆参同日選の可能性がある中、3党は衆参両方の候補者探しを同時並行で進める難作業を強いられている。

 連合宮崎の中川育江会長は「旧民進から立憲や国民などが誕生したが、野党の政策がまだ十分に浸透していない。保守の強い宮崎で候補者擁立に苦労しているが、5団体でぎりぎりでも選択肢は示す」としている。

 共産は宮崎選挙区について「野党統一候補で戦えるようにしたい」としている。前回3年前の参院選では旧民進、共産、社民で候補が一本化され、野党共闘が行われた。

 宮崎選挙区には幸福実現党の河野一郎氏(59)も立候補を予定している。(大山稜、伊藤秀樹)