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 春季近畿地区高校野球大会(近畿地区高校野球連盟主催)の1回戦2試合が26日、奈良県橿原市の佐藤薬品スタジアムであった。郡山(奈良2位)が大商大(大阪)に、神戸国際大付(兵庫)が京都国際(京都)に勝ち、4強が出そろった。

 準決勝は6月1日に同球場である。第1試合(午前10時)は智弁学園(奈良1位)と近江(滋賀)、第2試合(午後0時半)は郡山と神戸国際大付が対戦する。

エース復帰、気迫の無失点 大商大・上田大河君

 大商大のエース上田大河君(3年)がマウンドに立ったのは、七回2死一、三塁。毎球帽子が落ちるほど大きく体を使い、気迫の投球を見せた。この回最後の打者を三振で仕留めると、応援席から歓声があがった。

 チームは負けたものの、上田君はこの日、2回と3分の1を投げ、無失点に抑えた。しかし、試合後の上田君の顔は晴れなかった。「全力が出し切れず、はがゆい」と、唇をかんだ。

 理由は、12日にあった府予選決勝での負傷だ。守備時、ライナー性の打球が利き手の右手に直撃。指に力が伝わらず、負傷降板となった。診察の結果は骨打撲で、約2週間は練習でボールを持つことができなかった。復帰したのは、近畿大会直前の24日。まだ、感覚は戻りきっていなかった。

 「悔しいけど、夏に全力を出せるようにしていく」と、その目はすでに夏の大会を見据えていた。(山田健悟)