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(26日、大相撲夏場所千秋楽)

 前日優勝を決めている平幕の朝乃山は小結御嶽海に敗れ、12勝止まり。有終の美は飾れなかった。1人横綱を務めた鶴竜は豪栄道を破って11勝目。来場所の大関返り咲きを決めている栃ノ心は敗れ、10勝で終わった。新入幕の炎鵬(えんほう)は6連敗で負け越した。

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 きらめくトロフィーをトランプ米大統領から手渡された。何か言葉をかけられたが意味がわからず、「ありがとうございますと日本語で返しました」と朝乃山。「トランプ杯をもらう立場なのに、(大統領の)目の前で勝てなくて悔しい」。飛躍を遂げた場所を締めくくる一番は黒星だった。

 自身の取組の直前に大統領が入場してきた。呼び出しが土俵に上がっても館内のざわつきは収まらない。異様な空気で仕切りが進んだ。立ち合い。御嶽海のぶちかましに体が反った。まわしも取れず、約7秒で土俵の外へ。正攻法の四つ相撲は封じられた。

 特異日だったとはいえ、課題がもろに出た勝負だった。今場所の3敗は阿武咲、玉鷲、そして御嶽海が相手。いずれも押し相撲を強みとする。「もっと自分から圧力をかけないと。これからは御嶽海関や貴景勝関がライバルになる」。番付が一気に上がる来場所、25歳の真価が試される。(波戸健一)