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 戦争や災害の現場を訪ねる旅、「ダークツーリズム」。輝かしい過去だけでなく、歴史や社会の「陰」を巡る観光のかたちがいま、注目を集めている。信州はかつて満蒙開拓団を多く送り出した過去があり、専門家は「悲惨な記憶は教訓として非常に価値がある」と話す。

 26日、長野県阿智村の満蒙開拓平和記念館。ダークツーリズムを国内で広めている井出明・金沢大准教授(観光学)が講演を開き、約50人が耳を傾けた。

 ダークツーリズムは、1990年代にイギリスで生まれた概念で、「人類の悲しみを巡る旅」と訳される。たとえば、ナチス・ドイツによるユダヤ人大虐殺に象徴するアウシュビッツ強制収容所。井出准教授によると、周辺の世界遺産とのツアーに組み込むことなどで、訪れる人が増えたという。

 楽しむ観光資源と悲しみの記憶…

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