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 23~26日に行われた欧州連合(EU)の欧州議会選(定数751)は、これまで議会を主導してきた中道の左右両派がいずれも大幅に議席を減らし、合計議席で初めて過半数を割る見込みだ。一方でEU懐疑派が伸びていて、既存の政治に市民が不満を持っている現状が改めて浮き彫りになった格好だ。

 27日午前2時07分(日本時間同日午前9時07分)時点の欧州議会の中間推計によると、各会派の議席見込み数は、これまで最大会派だった中道右派の「欧州人民党」(EPP)EPPが179(現有議席217)、第2会派だった中道左派の「社会民主進歩同盟」(S&D)が150(同187)。中道の左右2大会派の合計議席が、議会の主導権を握るために必要な過半数(376議席)を下回れば、1979年の第1回選挙以来初めてとなる。

 ただ、第3会派だった親EU派の「欧州自由民主同盟」(ALDE)が107(同68)と議席を増やすと予想される。環境問題を強く訴えた「緑のグループ・欧州自由連盟」も67(同52)と議席を伸ばす見込みで、親EU派で過半数は維持できそうだ。

 2大会派と対照的だったのは、…

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