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 欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は27日、仏自動車大手ルノーに経営統合を提案したと発表した。統合比率は1対1と対等とし、統合による工場閉鎖は行わないという。年間販売台数はFCAとルノーで計870万台になるとする(日産自動車と三菱自は含まない)。ルノーと連合を組む日産と三菱を加えると、年間販売は約1500万台となり、独フォルクスワーゲンやトヨタ自動車の約1千万台を大きく引き離し世界トップとなる。

 FCAが公表した提案内容によると、統合が実現すれば、オランダに置かれる持ち株会社(統合会社)の傘下にルノーとFCAがぶら下がる形となる。両社の株主には統合会社の株式が配分される。

 統合会社の取締役は計11人で、FCAとルノーから各4人、日産から1人を出す形になるという。統合会社はイタリアやニューヨークの株式市場などに上場する。

 統合が実現すれば、両社は電気自動車技術や、インターネットとつながるコネクテッドカーなど複数分野で協業を模索することになりそうだ。自動車の主戦場となる技術だが、巨額の開発資金が必要とされており、統合により効率化を追求できる。

 FCAは、伊フィアットが09年に経営破綻(はたん)した米クライスラーを救済後、14年に両社が経営統合して誕生。本社をオランダに置き、高級車の「マセラティ」や「アルファロメオ」を抱える。北米では「ジープ」ブランドが好調で、顧客や地域の補完関係も見込める。

 ただ、日産は北米市場ではクライスラーと競合している。三菱と合わせた3社連合は、カルロス・ゴーン前会長が去った後の新体制に移行したばかり。4月にはルノー側が日産側に経営統合を持ちかけたが、日産がこれを拒否し、緊張状態が続いている。ルノーがFCAとの経営統合を優先すれば、日産への圧力はいったん弱まる可能性もある。

■低迷から復活、ジープ…

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