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 鳥取大の知的財産や研究成果を活用したベンチャー事業を支援する産学連携ファンドが、鳥取大医学部付属病院(米子市)の医療従事者のアイデアなどをもとに新製品の開発事業化を進めるベンチャー企業「メディビート」に2億円を出資することを決めた。

 同病院はこれまでも地域企業と医療系のアイデアや要望などをもとに開発してきた。実用化された商品は、もれにくい紙おむつや内視鏡(胃カメラ)検査のマウスピースなど5年間で15件にのぼる。

 今回は、これらの取り組みを加速しようと、4月に医学部内にメディビートを設立。社長には元鳥取大研究推進機構准教授の山岸大輔氏が就いた。同病院やほかの医療機関、介護・福祉施設の医療系のアイデアや要望をもとに製品化を図る。

 医療機器開発には特有な制度や開発リスクなどがあるため、企業や販売会社と連携し、製品化を視野に入れた実用性の検証や市場調査などを短期間でしていくという。5月27日にあった記者会見で、山岸社長は「アイデアは200件以上ある。年度内には数点、市販までしていきたい」と話した。(大谷秀幸)