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 「護憲」を掲げつつ、武力による安全保障について論じることはタブー視されがちだ。だが、中国の台頭で東アジアのパワーバランスは流動化しつつある。憲法を守りつつ自衛隊の抑止力を生かす具体策を議論しなければ、護憲は「机上の空論」に堕しかねない。「専守防衛」を貫きつつ他国からの武力侵攻に立ち向かう自衛隊と政府の姿を描いた映画「空母いぶき」(公開中)の原作者で漫画家のかわぐちかいじさんに、独自の「憲法を大切にする安全保障論」を聞いた。

現実が物語を「後追い」

 ――原作の「空母いぶき」連載が始まったのが2014年。「いぶき」は垂直離着陸が可能な戦闘機F35B(劇中ではF35JBと呼称)を搭載する新型護衛艦ですが、現実でも2018年末の防衛大綱で、「いずも」型護衛艦を改修して垂直離着陸機を運用できるようにする方針が決まりました。現実の世界が物語を後追いしているように見えます。

 「日本は、領海を含めた排他的経済水域の面積で世界第6位の広さを持ちます。広大な領海や、そこに点在する島々を、陸上基地から発進する航空機だけで守るのは難しいので、自衛隊は空母を持つ方が現実的かもしれない。それが、『いぶき』の作品づくりに協力してくれた軍事ジャーナリストの故惠谷治さんと私の共通認識でした」

 「惠谷さんは当時、護衛艦を改…

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