閉館した名古屋ボストン美術館、後継事業者が名乗り

堀川勝元
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 昨年10月に閉館した「名古屋ボストン美術館」(名古屋市中区)の後継施設について、市は27日、応募の意向がある事業者から連絡を受けたことを明らかにした。応募書類が提出されれば、外部有識者による審査を経て、市が6月中にも結論を出す。

 市によると、書類提出の締め切りは今月29日だが、応募者は2日前までに連絡する必要があった。市は、連絡をしてきた事業者の数や名前を明らかにしていない。

 美術館が入っていたのは金山駅前の複合高層ビル「金山南ビル」で、5階建ての「美術館棟」は市が所有する。昨年12月に締め切った最初の募集では、賃料を従来の半額以下の年5280万円に設定したが、応募が1件もなかった。今月20日に始めた再募集では、共用部の共益費や光熱費を市が負担し、事業者の負担が年3千万円ほど減るように条件を見直した。(堀川勝元)

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