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 徳島市の阿波踊りを主催する阿波おどり実行委員会は27日、昨夏の運営を巡って当時の実行委と対立した「阿波おどり振興協会」が、総踊りを含めた今年の踊りに協力する条件としていた遠藤彰良市長との会談の仲介に応じないことを決定した。

 この日、市内で開いた委員会で決定した。振興協と市は和解に向けて今年1月に話し合いの場を持ったが、振興協が昨年の運営の説明を求めたのに対し、遠藤市長が「不毛だ」と拒否し、物別れとなった。しかし、今月になって山田実・振興協理事長は、「非公式の場でもいいので、遠藤市長と会って話し合いができれば総踊りを実施する」と述べていた。

 27日の実行委に振興協は、出演順や演出を含めた協議を持つことと、遠藤市長との話し合いを仲介してほしいと同日付の文書で申し入れた。実行委は議論のうえ、「開催まで約2カ月で時間的な余裕はなく、演舞場の演出など実務的な協議は事務局としてほしい」「遠藤市長との仲介については、実行委に権限がない」という二つの理由から要求には応じないことを決定したという。

 実行委の決定を受け、振興協の朝日榮作会長は今後について、「正式な回答が届いてから所属の連長や連員と話し合って対応を決めたい」と話した。(佐藤常敬)