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熟睡できない高齢者、何を疑う? 睡眠薬がダメな場合も

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大岩ゆり
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 満足できるように眠れない人は、年齢とともに増える。加齢により増える病気が一因のこともある。眠りを妨げる病気があれば、きちんと治療することが重要だ。その一方、高齢になれば若いころよりも短い睡眠時間で十分になる。睡眠の質を上げるため、生活習慣を見直すことも選択肢になる。

 福岡市在住の女性(75)は2年ほど前から日中、我慢できない眠気に襲われるようになった。眠気のために外出をおっくうに感じることもあった。新聞に載っていた、睡眠障害の一種「ナルコレプシー」の症状が自分とそっくりだったので、睡眠を専門にする市内の福岡浦添クリニックを受診した。

 山口祐司院長は、ナルコレプシーになるのは若い人が多いため、別の睡眠障害を疑った。正確に診断するため、クリニックに1泊して脳波や心電図、筋電図などのモニターをつけたまま眠る「睡眠ポリグラフ検査」を勧めた。

 女性が今年5月に検査を受けると、睡眠中に1時間当たり30回以上、覚醒していた。本人も気づかないほど短時間の覚醒もあった。寝ている間に短く呼吸が止まる軽症の睡眠時無呼吸症候群と、足先が周期的にピクピクする周期性四肢運動障害と診断された。

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 「想像していない病気だった…

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