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 世界中で私だけが賓客だ――。トランプ米大統領は、ゴルフや大相撲観戦、新天皇との会見など、安倍晋三首相が用意した破格の「接待外交」を民主党攻撃の材料にしている。世界から尊敬される指導者は私であり、民主党や最大のライバル、ジョー・バイデン前副大統領ではつとまらないと言わんばかりだ。

 「日本の天皇にとても重大なことが起きている。200年以上で初めてのことだ。安倍首相は『あなたは名誉ある賓客だ』と言った。私だけが賓客だ。世界中の国々のなかで、この200年のうち最大の行事で、私が賓客なんだ」

 トランプ氏の今回の接待の旅は、出発前の24日に語ったこんな言葉から始まった。

 もともとトランプ氏は外国出張が苦手。安倍氏から、米プロフットボールNFLの王者を決める「スーパーボウルの100倍もの大きな行事」と説明されてようやく重い腰を上げた経緯がある。

 それでも、4月のワシントンでの日米首脳会談、今回の訪問、来月の大阪G20サミット(主要20カ国・地域首脳会議)という3カ月連続の日米首脳会談を受け入れた理由について、米政府関係者は「トランプ氏は外国の首脳から、米国の製品を買ってくれるか、偉大な指導者として尊敬してくれるか、のどちらかを期待している。安倍首相は、その両方をやってくれる貴重な存在」と説明する。

 歓待に上機嫌だったトランプ氏だが、来年の大統領選のことが頭を離れなかったようだ。大統領選で一騎打ちとなる可能性が高い民主党のバイデン氏を、日本から再三攻撃した。

 26日朝のツイートでは、北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)が22日の記事で、バイデン氏を「低IQのバカ」となじったことを踏まえ、「彼(金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長)が『ヘドロ男』ジョー・バイデンを『低IQ』とか、さらにひどい言葉で呼んでいるのには笑ってしまった。たぶん私にサインを送っているのだろうか?」とこきおろし、正恩氏と交渉できるのはバイデン氏ではなく自分だとアピール。27日の記者会見でも「その点(バイデン氏への評価)では、金正恩氏と一致している」と語った。

 26日午後のツイートでは、「…

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