北海道)利尻島の「ヒグマ騒動」 痕跡途絶え10カ月

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奈良山雅俊
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 106年ぶりの上陸で話題を呼んだ北海道・利尻島の「ヒグマ騒動」は、足跡の初発見から30日で1年になる。監視カメラで撮影もされたが、昨年7月を最後に新たな痕跡が見つかっていない。利尻富士、利尻両町は観光シーズン前の来月末をめどに終息を宣言する方針だ。

 最初に足跡が発見されたのは昨年5月30日で、地元の人が警察に届けた。その後、専門家が27日と28日に島南部と北部で見つかったフンもヒグマのものと確認。オスの成獣1頭とみられ、島全域で次々に痕跡が見つかった。林野庁や役場が設置した監視カメラでも撮影されたが、7月13日以降、痕跡は途絶えた。

 10月末の関係機関による連絡会議で、ヒグマに詳しい道立総合研究機構の間野勉・自然環境部長は「島には99%いないと考えた方がいい」と指摘。「繁殖目的で上陸したが、メスがいないため、本島に戻った可能性が高い」とした。滑落などで死んだ可能性もあるが、島に生息していないことの証明は難しく、終息宣言には至らなかった。

 両町は冬眠期が終わっても痕…

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