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漫画偏愛主義

 不条理ギャグ漫画「クマのプー太郎」で知られる中川いさみ。5年前にがんと診断され、連載を抱えながら担当編集者にも内緒で闘病した日々を描くエッセーだ。なのだが、中川ならではの冷静かつイマジネーションにあふれた視点がさえ渡り、読者は不思議な読後感に包まれる。

 当時51歳、中川はおできだと思っていた鼻のできものが、がんだと宣告される。鼻ごと取り除く手術を受けるか、重粒子線治療を受けるか、二つの治療法を提示され、中川は後者を選ぶ。重粒子線治療とは放射線治療のひとつで、国内では数カ所でしか受けられない高度医療だ。中川は兵庫県立粒子線医療センターに入院することにした。相生(あいおい)駅からバスで約40分という山の中の医療施設である。中川はここに2カ月入院し、孤独と不思議を味わうことになる。

 中川は、がんという現実の厳し…

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