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 離れて住む高齢の親などに水害の危険が迫ったら、家族に電話で避難を促してもらう「逃げなきゃコール」の運用が6月、本格的に始まる。昨夏の西日本豪雨で、自治体の避難情報が出ても自宅にとどまって被害に遭った人が多かったのを教訓に、家族からの呼びかけで確実に避難してもらおうと、国土交通省などは考えている。

 ヤフーとNHK、KDDIがアプリやメールで災害情報を届けるサービスに、親らが住む地域を事前に登録する(KDDIは7月から)。その地域で豪雨といった災害情報が出たら、スマートフォンなどに自動で届いた内容をもとに電話で直接、避難を促すしくみだ。

 国交省によると、豪雨があった広島・岡山・愛媛の被災者に昨夏、NHKが実施したアンケートでは、近所の人や家族の呼びかけがきっかけで避難した人が17%と、防災無線で避難した被災者より多かったという。身近な人からの呼びかけに一定の効果があるとみて、今回の取り組みに至った。

 逃げなきゃコールの登録は、国交省のホームページ(http://www.mlit.go.jp/river/risp/policy/33nigecall.html別ウインドウで開きます)から。(高橋尚之)