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 任期満了に伴う岩手県知事選は9月8日に投開票される。だが、8月22日の告示まで3カ月を切った今も、誰も立候補を表明していない異例の事態になっている。現職の達増拓也氏(54)も態度を明らかにしないままだ。5月31日の定例会見でも「あす(1日)始まる三陸防災復興プロジェクトに集中しているところ」と明言を避けた。なぜなのか。

 31日の定例会見。知事選への態度表明について尋ねられた達増氏は「(県民の)疑問や不安が膨らむのであれば良くないと思うので、ちょっと考えてみたい」と述べたものの、それ以上は言及を避けた。

 今年に入って、知事は何度となく同じ質問を受けてきたが「早い段階で、任期後のことに集中するのは良くない」(2月28日)、「予算や新総合計画を軌道に乗せることに集中する」(4月12日)と、かわすばかりだ。

 3期目の現職として知名度は抜群で、新顔のように準備期間は要らない。それでも、2期目の際は選挙の約4カ月前、3期目は任期満了の約10カ月前には出馬を表明していた。ここまで引っ張るのはなぜか。

 一つには、ライバルの不在が大きい。達増氏と一線を画す自民党はここに来ても対抗馬を出せずにいる。

 千葉伝(つとう)県連会長は19日、これまで複数の人物に接触したことを認めたうえで「今の職をなげうって知事になれるのかと厳しい判断になったとき、なかなか首を縦には振れない状況」と苦しい事情を明かした。関係者の一人は「(官僚など)県外で活躍する人を射止めるには、岩手に招いて業界団体と関係づくりをさせるなど数年がかりだ。もう時間切れだ」と話す。

 もう一つ、くすぶるのが衆参同…

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