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 山梨県内最大級の画像で甲州市勝沼町の大善寺が所蔵する不動明王像の修理が終わり、県立博物館(笛吹市)のシンボル展「大善寺不動明王像」で公開されている。寺に保存されている平安時代の12世紀ごろ描かれた原本を、江戸時代に模写。現在では劣化が激しい原本の様子を伝える。

 大善寺は、創建が古代にさかのぼるとされる県内有数の古刹(こさつ)。平安時代の有力氏族・三枝氏ゆかりの寺院として知られ、戦国時代には武田信玄、江戸時代には徳川将軍家の保護も受けた。国宝で「弘安9年3月16日」の刻銘がある本堂や国重要文化財で9世紀ごろの薬師如来像などもある。

 修理が終わった画像「大善寺不動明王像」は、縦453センチ、横328・5センチ。1807年に横田汝圭(じょけい)という画家が模写した。胸元や腕のアクセサリーなどの形や淡い色合いで繊細に描かれた衣などが、原本の雰囲気を細かく伝えていると考えられている。

 不動明王は、空海が中国から伝…

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