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 消費者庁の消費者行政新未来創造オフィス(徳島オフィス)が障害者の消費者トラブルをまとめた事例集を作った。イラストや4コマ漫画を使ってトラブルの内容や解決策を紹介している。同庁の担当者は「具体的な事例を知り、トラブルに気付くきっかけにしてもらえれば」と話している。

 徳島オフィスは2017年度に障害者の消費行動などについてアンケートを実施。昨年6~11月には徳島、岡山両県の26施設・団体の利用者や家族、職員に普段の買い物や消費者トラブルなどについて聞き取った。事例集(全108ページ)は調査で集まった120件(徳島97件、岡山23件)をまとめた。

 「知らない人から届いたもうけ話を持ちかけるメールを信じてしまった」「訪問販売で必要のない布団を買った」といった14例を4コマ漫画で紹介。トラブルにあった人の普段の生活などと合わせて、解決策や未然防止策を示した。聞き取り調査を通して浮かび上がった障害の種別ごとトラブルの傾向なども掲載している。事例集は今後、新未来創造オフィスの出前講座などで活用するという。また、消費者庁のウェブサイト(https://www.caa.go.jp/future/project/project_009/別ウインドウで開きます)からダウンロードできる。

 担当者は「本人はトラブルと思っておらず、周りが知って気付くケースもある。周りの方の見守りにも役立ててほしい」。消費生活の相談は「消費者ホットライン」(188番)へ。(佐藤祐生)