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 「『ヨシヒデ・スガ』を使っている」。菅義偉官房長官は29日、日本人名のローマ字表記の順をめぐる議論について問われ、答えた。政府として表記順の統一には「必ずしもこだわらない」との考えを示した。

 午後の記者会見で話した。政府内では河野太郎外相や柴山昌彦文部科学相らが「姓・名」の立場をとる。文部相(当時)の諮問機関が2000年に姓・名の順が望ましいとの答申をまとめているためだ。来年の東京五輪・パラリンピックに向け、文化庁は近く、官公庁や都道府県、大学や報道機関などに姓・名の順を使うよう呼びかける。

 とはいえ、まだまだ浸透していない。河野氏は、名刺は姓・名の順だが、外務省の英語版ホームページはいまも「タロウ・コウノ」と名・姓の順。閣内でも足並みはそろっていない。

 菅氏は「これまでの慣行もあり、考慮すべき要素が多々ある」と指摘。何ができるのか、関係省庁でまず考えるという。(安倍龍太郎)