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 豊田通商は、RFIDタグ(電子タグ)を使って自動車部品の物流を効率化するシステムを開発した。電子タグの読み取り装置を取り付けた無人搬送車を倉庫内で走らせ、棚の部品にタグを装着。電波の反応を使って在庫を素早く把握する。

 「棚卸し」にかかる時間を短くする狙いがある。これまでは部品の箱をフォークリフトなどで床に下ろし、作業員が一つずつバーコードを読み取ってから棚に戻していた。ところが、電子タグを使えば、電波反応で部品の所在が分かるので、棚卸しの時間が約8分の1に短縮できるという。

 電子タグは電波を使うため、金属の多い自動車部品は乱反射したり、電波が互いに打ち消し合ったりする。そうしたことが起きないように電波の読み取り精度を高めたという。

 このシステムは、豊田通商の100%子会社の豊通物流が4月、愛知県内の自社倉庫で試験導入した。今後は豊田通商のほかの物流拠点にも広げる。豊通物流の鈴木務社長は「物流現場の効率化や省人化につながる」と話した。(竹山栄太郎)