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 川崎市多摩区の路上で登校中の児童らが襲われた事件を受け、警察庁は、集団登校の集合場所やスクールバスの停留所など、登下校時に子どもが集まる場所を対象に警察官による警戒活動を進めるよう都道府県警に指示した。事件が起きた28日付。

 新潟市で昨年、下校中の女子児童が連れ去られ殺害された事件などを受け、警察庁はこれまでも通学路などにおける警戒や不審者情報の地域、学校との共有などの対策を進めてきた。今回、スクールバスを待っていた児童が襲われた事態を受け、集合場所における対策の徹底を求めた。

 警察庁の栗生俊一長官は30日の記者会見で「自治体や学校、保護者と連携し、地域の実情に応じて、登下校時に子どもが集まる場所などを改めて点検し、警察官による警戒、パトロールなどを重点的に実施していきたい」と述べた。今後、関係省庁とともにさらなる安全確保策に取り組む考えも示した。

 山本順三国家公安委員長は同日、事件現場や捜査本部のある神奈川県警多摩署を視察した。視察後、「事件の全容を解明し、再発を防止することが大切だ」と述べた。(編集委員・吉田伸八、八木拓郎)