【動画】羽生善治九段が通算1434勝の新記録達成=瀬戸口翼撮影
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 将棋の羽生善治九段(48)が4日の対局に勝ち、歴代単独1位となる公式戦通算1434勝(591敗、2持将棋)を達成した。故大山康晴十五世名人が1992年に作った記録を27年ぶりに更新した。

 東京都渋谷区の将棋会館で行われた第60期王位戦(新聞三社連合主催)の挑戦者決定リーグプレーオフで、永瀬拓矢叡王(えいおう)(26)を破った。48歳8カ月での新記録樹立となった。対局後、「(通算最多勝は)今年に入ってからは一つの大きな目標だった。今日勝つことができて非常にうれしい」と話した。

 羽生九段は1985年にプロ入り。96年には史上初めて、当時の7タイトルを独占した。年間40勝を上回る驚異的なペースで白星を積み重ねている。2007年に史上最年少(37歳2カ月)で通算1千勝に到達。5月23日の勝利で通算勝数が歴代1位タイになった。名人を始めとする7タイトルで「永世称号」を名乗る資格を得ており、タイトル獲得も史上最多の99期に達している。

 昨年12月に竜王戦七番勝負で敗れて27年ぶりに無冠となったが、今年3月に放映された一般棋戦のNHK杯テレビ将棋トーナメントで史上最多の11回目となる優勝を果たすなど、活躍を続けている。(村瀬信也