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 液体とキラキラ光るラメなどの入ったスマートフォンケースから液体が漏れ、皮膚に化学やけどを負った事例が報告されている。国民生活センターが先月末に発表し、「服のポケットに入れたままにするなど、皮膚の近くに長時間保管するのは避けてほしい」と注意を呼びかけている。

 2016年4月下旬から今年3月末までに9件の被害情報があり、治療に1カ月以上かかる例も3件あった。30代女性は、ケースの液体が漏れて肩や腕にかかり、治療に1カ月以上かかるやけどを負った。20代女性はズボンの前ポケットにスマートフォンを入れていたところ、太ももに痛みを感じ、見るとケースの形に赤くなっていた。やけどは軽傷と診断されたが、1カ月以上経っても痕がくっきり残ったという。

 インターネット通販サイトで評価が高いなどの5商品について同センターが調べたところ、液体はいずれも灯油に成分が近い「鉱物油」だった。皮膚に一定時間触れると、やけどや水ぶくれなどを起こすおそれがあるという。

 ケースが割れていなくても、小さな亀裂などから液体が少しずつ漏れ、痛みを感じて被害に気づくケースが多いという。同センターは、「液体に触れた場合はすぐに洗い流してほしい」としている。(野村杏実)