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 「世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝」として指定される「国宝」。その1115件(昨年11月1日時点)すべてを解説した「国宝事典 第4版」が美術印刷の便利堂(京都市)から刊行された。旧版から約40年ぶりの改訂で、図版のほとんどがカラー化されたほか、この間の調査・研究で得られた新たな学術的知見も反映されている。

 便利堂の国宝事典は、52~61年に7巻刊行された「国宝図録」をもとに1冊本として61年に刊行。68年、76年と増補改訂されたが、その後は絶版となっていた。

 今回の第4版は、1887(明治20)年創業の便利堂の130周年と文化財保護法施行65周年を記念し、43年ぶりの改訂となった。新たに国宝指定された94件を加え、ページ数も約200ページ増えた。

 絵画、彫刻、工芸品、書跡・典籍、古文書、考古資料、歴史資料、建造物の順にジャンル別に分け、時代順に配列。それぞれの文化財には、文化庁の調査官らが執筆・監修した解説と図版がつく。また、用語解説や国宝年表、国宝目録、索引も載せた。

 最大の見どころは、豊富なカラ…

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