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 札幌市立札幌病院は30日、2018年度に院内で発生したアクシデント(医療事故)が247件(前年度比7件減)だったと発表した。患者が死亡した事例はなかったが、障害が残ったケースが1件あった。

 病院によると、障害が残ったのは成人の患者。検査前に投与した薬の副作用で呼吸が停止したため、医師がすぐに救命処置を行ったが、意識障害が残った。病院側は、薬の投与量などは適切だったとして、過失はなかったと説明している。

 一方、病院が過失を認めた事例は4件あった。固定器具を装着しなかったためカテーテルが外れたり、血管内にカテーテルのガイドワイヤが残ったため取り除く処置が必要になったりしたなどだ。

 このほか、実害はなかったものの一歩間違えれば事故につながった「ヒヤリ・ハット」の「インシデント」が4026件(前年度比75件減)あった。同病院担当者は「原因や防止策について院内で情報を共有し、事故の減少に努めていきたい」としている。(芳垣文子)