[PR]

 指先の皮膚を調べることで、野菜の摂取量が足りているかどうかを計測する装置を、関西を中心に展開するドラッグストア大手、キリン堂ホールディングスが今月から導入する。顧客の野菜不足チェックや、野菜飲料の効果の実証に使っていくという。

 キリン堂が導入する装置は米企業が製造・開発し、日本の専門商社アルテックが国内で販売する「ベジメータ」。指先を装置に10秒ほど差し込むと、皮膚に含まれる「カロテノイド」の量を計測する。カロテノイドは細胞を保護する抗酸化物質の一種で、野菜や果物に多く含まれるもの。計測は白色LEDの光を使うもので、人体への悪影響はないという。

 アルテックによると、既に健康診断や人間ドック用に医療機関から受注予定があるが、国内での導入はキリン堂が初めて。青汁や野菜ジュースの効果を数値化する実験に役立てるほか、不定期で開催している健康セミナーで参加者に使ってもらう。「店舗に置く分を含め、100台ほど導入できれば」(キリン堂の寺西豊彦社長)という。

 アルテックでは今後、栄養学や疫学を扱う研究機関などでの利用も見込み、OEM(相手先ブランドによる生産)により国内で生産することも検討している。スーパーの店頭などで日常的なチェックに使いたいという人もいるとみられることから、担当者は「今後は消費者向けにも生産していく」という。(橋本拓樹)