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 日本臨床腫瘍(しゅよう)学会は30日、一部の医療機関で効果や安全性が証明されていない未承認のがんの免疫療法が実施されている、と一般向けに注意喚起の文書を公開した。自由診療のため高額な費用をとられたり、適切な治療を受ける機会が奪われたりしているとし、慎重な対応をとるよう呼びかけている。

 がんの免疫療法は、2018年にノーベル医学生理学賞を受賞した京都大の本庶佑特別教授の研究をもとに開発された、オプジーボなどの免疫チェックポイント阻害剤が公的医療保険の適用になるなどし、注目を集めている。

 だが学会によると、承認された免疫チェックポイント阻害剤であっても、治験(臨床試験)で効果や安全性が確認された用量でなく、5分の1や10分の1など勝手に量を減らして使ったり、承認されていないがんに使ったりと不適正な使用事例も報告されている。副作用に対処できず、重い副作用に苦しむ例もあるという。

 文書は、承認されている免疫チ…

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