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 いったいどちらの時間に従えばよいのか――。イスラム教徒が日中の飲食を断つラマダン(断食月)中、支局のあるドバイからサウジアラビア西部ジッダに向かう機中でそんな難題に直面した。

 機内食が運ばれてきたのはドバイ時間の午後6時半ごろ。日没後の食事まであと30分だ。ところが、時間になっても誰も手をつけない。私はイスラム教徒ではないが、イスラム教最大の聖地メッカへの玄関口となっているジッダに向かう巡礼者たちが多い機内では、何かと気をつかう。席を立って周囲を歩いてみたが、やはり食事をしている人はいない。しかも「メッカ近くを通過します」という機内アナウンスまで流れてくれば、さすがに遠慮せざるを得ない。

 腕時計をちらちら見ていた隣席のサウジ人の若者がしびれを切らして乗務員に尋ねると、「機内はサウジ時間です」。つまり、ドバイより1時間遅い。「食事を目の前に1時間半待つのかあ」と私が話しかけると、苦笑いを浮かべた。

 サウジ時間で、断食明けの時間…

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