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 太平洋戦争末期の沖縄戦を体験していない若手の研究者ら28人が、沖縄戦の入門書を書いた。「沖縄戦を知る事典――非体験世代が語り継ぐ」(吉川弘文館)。体験者が減るなか、研究者も高齢化していることに危機感を抱き、2年半かけて書き上げた。

 1日には刊行を記念したシンポジウムが沖縄県南風原町で開かれ、約200人が集まった。編集協力者の一人、古賀徳子・ひめゆり平和祈念資料館学芸課長が「戦争体験者から直接、話が聞けなくなるときが必ず来る。しっかり伝えるには、調査・研究も若手が引き継がないといけない」と話し、執筆者たちが、込めた思いを報告した。

 本は5月22日に刊行。執筆した28人は、市町村史の執筆や平和ガイド、学芸員など第一線で沖縄戦を調査・研究している20代から60代。2004年2月に沖縄戦の若手研究会が発足し、研究や体験者からの聞き取りを続けており、そのメンバーが「若者に読んでもらえる本を」と企画した。

 今なぜ沖縄戦を学ぶのか▽沖縄戦と今日の基地問題▽各地での戦闘の様子▽当時の行政や警察▽集団自決――といったコラムも含めると67項目で沖縄戦の実相を描いた。証言を多く取り入れ、わかりやすくまとめた。戦跡や書籍、博物館や祈念館のガイドなど付録もあり、平和学習にも使えるよう工夫した。

 編者の一人、吉浜忍・県史編集…

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