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 ベートーベンの「第九」をアジア初演の地、鳴門市で歌う恒例の「第38回ベートーヴェン『第九』交響曲演奏会」が2日、市文化会館であり、鳴門「第九」を歌う会のメンバーら、県内外の約600人が歓喜の歌声を響かせた。

 今年は1918年6月1日に板東俘虜(ふりょ)収容所でドイツ人捕虜たちが第九を演奏して101年。新たな歴史の幕開けに、泉理彦・鳴門市長は「次の100年に向けて着実に一歩ずつ進めていきたい」とあいさつした。

 今回の指揮は東京ニューシティ管弦楽団正指揮者の曽我大介さん。張り詰めた雰囲気の中、徳島交響楽団の荘厳な音色がホールに響き、演奏が進むにつれて指揮者と楽団の一体感が高まった。第4楽章で合唱が加わると、力強い歌声と演奏が会場内を包み込み、盛り上がりは最高潮に。演奏終了後、観客席からの拍手が長い間、鳴りやまなかった。(松尾俊二)