ラグビーW杯出場選手に「感涙を」 長崎市、合唱で歓迎

中川壮
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 秋のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で、開幕前に長崎市でキャンプを行うスコットランド代表チームを「国歌」でもてなそうと、県内の社会人や大学生でつくる団体が2日、にぎわう街なかで合唱の練習を始めた。1千人を目標に参加を呼びかける。

 団体は、長崎大学経済学部のワークショップをきっかけに結成された「NAGASAKI(ナガサキ) YOKABAI(ヨカバイ)」。スコットランドの「国歌」である「フラワー・オブ・スコットランド」と「蛍の光」の原曲となったスコットランド民謡「オールド・ラング・サイン」の2曲を、歓迎レセプションなどで披露する計画だ。

 この日、長崎県庁であった初練習には、団体メンバーや地元の合唱団員ら計約70人が集まった。練習後、団体のメンバーらは長崎港そばのイベント会場に乗り込み、ステージで「フラワー・オブ・スコットランド」を披露。会場に駆けつけていたラグビースクールの選手らと「蛍の光」も歌い、大勢の来場者に合唱への参加を呼びかけた。

 団体の代表を務める酒井宗一郎さん(30)=同県雲仙市=は「スコットランドの選手たちに感動の涙を流させるのが目標。このつながりもW杯のレガシーになれば」と話している。(中川壮)

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