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 宿泊場所にフロントがなく、常駐スタッフもいない「無人ホテル」がじわりと増えている。複数のホテルのフロント業務を1カ所に集約するなどして人件費を抑えて低価格にし、訪日外国人客の取り込みを狙う。

 福岡市の歓楽街、中洲にある商業ビル。この最上階にホテルのフロントがある。ここでチェックインした客の一部が泊まるのは、別のビルにある部屋だ。フロントで入室するためのパスワードを受け取り、荷物はスタッフが届けてくれる。

 手がけるのは、ホスティ(福岡市)。中洲と天神の2カ所に共通フロントを構え、客は周辺の12カ所の系列ホテルに宿泊する。

 天神近くの系列ホテルは飲食店などが入るビルの最上階にある。常駐スタッフはおらず、入り口のカメラで宿泊客以外が立ち入らないように監視。部屋にはタブレット端末があり、スタッフへの問い合わせやチェックアウトができる。

 常駐スタッフを置かないため、小規模でもホテルを開業できる。1人あたりの客単価は平均3500~5千円程度と安い。山口博生社長は「不動産価格の高騰や人手不足で難しくなるホテル開発の課題を解決できる」と話す。4月にKDDIと資本業務提携を結び、年内に東京進出をめざす。

ホテル不足 法改正も後押し

 訪日客の増加に伴う宿泊施設不足への懸念を受け、昨年6月に改正旅館業法が施行された。違法な民泊の取り締まりを強化する一方、フロント設置が義務付けられていたホテルや旅館では、ビデオカメラなどによる本人確認やトラブル時にスタッフがすぐに駆けつけられる態勢整備などを条件に、フロントをなくした無人運営が可能となった。

 福岡市には、無人ホテル・旅館…

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