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 高校野球では最速となる163キロを計測した佐々木朗希(ろうき)(3年)を擁する大船渡(岩手)が2日、岩手県一関市で佐久長聖(長野)と練習試合を行った。佐々木は4失点で完投。球速は153キロを記録した。視察に訪れていた日本ハムの吉村浩ゼネラルマネジャー(GM)は「間違いなく1位で指名します」と、早くもドラフト会議での1位指名を公言した。

 佐久長聖は春夏計9回、甲子園に出場している実力校。佐々木は二回、変化球が甘く入り、4安打を集められて3点を失った。以降も変化球を多めに投じながら、要所では力を込めた。五回は失策絡みで1点を追加され、なお2死一、二塁のピンチを迎えたが、152キロの速球を外角に決めて相手の6番打者を見逃し三振に。六回にはこの日最速の153キロをマークした。

 九回を投げきり、被安打9、奪三振13、与四球4、球数は149だった。試合は1―4で敗れた。国保陽平監督は「持ちこたえて試合をつくってくれた。夏へ向け、これくらい投げられれば十分」と評価した。

 大リーグを含め複数球団のスカウトがネット裏から佐々木の投球を追った。日本ハムの吉村GMは試合後、ドラフト会議での1位指名の方針を明らかにし、「圧倒的過ぎる。ほかの1位候補に対してもリスペクトはあるが、あまりにも能力が違いすぎる」と語った。

 佐々木は4月上旬にあった高校日本代表の研修合宿で163キロを出し、大谷翔平(エンゼルス)が花巻東(岩手)時代に記録した高校生最速の160キロを上回った。今春の岩手県大会は1回戦で登板しないまま敗れており、夏の全国選手権岩手大会(7月11日開幕)にはノーシードで臨む。

 高校生がドラフトで指名を受けるには、「プロ志望届」の提出が必要。志望届は全国選手権大会終了翌日から提出が始まる。(竹田竜世)

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