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(2日、ロッテ8―1西武)

 先発に起用した井口監督も「まさかのホームラン」と驚く9年目でのプロ第1号は、勝利を決定づける満塁弾となった。2点リードの四回2死満塁で打席に入ったロッテ・江村直也。「どんな球を打ったか覚えていない」という打球は、左翼席中段まで届いた。

 広島県福山市出身。同じ広島出身で三つ上の中田翔(日本ハム)にあこがれて大阪桐蔭高に進み、2010年にドラフト5位で入団した捕手。「高校まで打ち方をまねていた」というが、プロでは打撃が課題となり、ここ3年で放った安打はわずか5本。今季もこの試合まで20打数1安打、打率0割5分だった。

 今は打撃には関心がないようで、報道陣には「僕は捕手。先発に勝ちが付くのが一番うれしい」。打撃には期待していなかった井口監督も「いいリードをしてくれた」と目を細めた。今季開幕時は2軍だったが、正捕手田村のけがでチャンスが巡り、吉田と交互に先発マスクをかぶる27歳。「守れない捕手は試合に出られないんで」。江村が進む道に派手さは必要ない。(室田賢)

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