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 最先端のデジタル技術と伝統技法を駆使し、法隆寺の「釈迦(しゃか)三尊像」やアフガニスタン・バーミヤン大仏の天井画などを本物そっくりに復元した「クローン文化財」の展示会が、多賀城市高崎1丁目の東北歴史博物館で開かれている。23日まで。月曜休館。

 東西文化が行き交うシルクロードをテーマに、東京芸術大が「スーパークローン」技術で復元した壁画など約70点を展示する。2日には東京芸術大で展示品作りに関わった研究者による解説会があり、約80人が参加。釈迦三尊像は実物を4日かけて3Dスキャナーで撮影。さらに3Dプリンターで樹脂製の型を作った後、銅による鋳造品にした経緯などを説明した。

 バーミヤンの天井画は2001年の爆破などで損なわれたものを、以前の写真から復元したという。東京芸術大の前田耕作客員教授は「復元品だと近くで触って感じてもらえる。文化財を身近に引き寄せ、距離を縮めてほしい」と話す。(井上充昌)