金色のスーツ姿で大ほらをふく「おぼっちゃま」のキャラクターで親しまれた漫才師の横山たかし(よこやま・たかし、本名山高孝〈やまたか・たかし〉)さんが1日、多臓器不全で死去した。70歳だった。葬儀は近親者で営んだ。所属する松竹芸能によると、後日、お別れの会を開く予定。

 愛媛県出身。1968年、横山やすしに弟子入り。横山たかし・ひろしを結成し、69年に大阪・新世界の新花月で初舞台を踏んだ。代名詞の「ほらふき漫才」で赤いハンカチをかむ姿がおなじみで、「すまんの~」「笑えよ~」「生き~よ~」などのギャグで親しまれた。94年に上方漫才大賞を受賞した。

 2014年に腰部脊柱(せきちゅう)管狭窄(きょうさく)症で入院したが、復帰。舞台衣装と同じ金色の車いすに乗って漫才を披露した。昨年12月に大阪・阿倍野であった「松竹名人会」が最後の舞台となった。相方の横山ひろしさん(72)は「自分たちにしか出来ない漫才が出来て、本当に幸せだった」「日本一の漫才師であり、最高の相方でした」とコメントを出した。(土井恵里奈)