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 横浜市南部を走る自動運転の新交通システム「シーサイドライン」の駅で起きた逆走事故で、列車が逆走を始める直前まで、駅の機器室と車両側のやりとりが正常だったことが運営会社への取材でわかった。駅側が出発の合図を出した直後に逆走しており、合図を受ける車両側のシステムに問題があった可能性がある。

 事故は横浜市磯子区の新杉田駅で1日夜に発生。車両のドアとホームドアが閉まった直後に、列車が本来の進行方向とは逆に走り始め、26・5メートル離れた車止めに衝突した。神奈川県警によると乗客14人が負傷し、うち6人が重傷だった。国の運輸安全委員会や県警が事故原因を調べている。

 運営会社の横浜シーサイドラインは2日未明と午後に同市金沢区の本社で記者会見し、三上章彦社長は「原因を早急に把握して再発防止策を立て、運転再開に全力を挙げる」と話した。

 同社によると、自動運転中は異常があった場合を除き、人が列車の運行に関与することはないという。逆走した列車は、1日午前5時13分に出発した後、事故前に15往復していたが、異常はなかった。5月30日に電気関係やブレーキの目視点検もしていたという。

 同社の自動運転システムは、駅にある無人の機器室と車両の双方に付いている装置が、進路変更などの信号をやりとりして運行を管理する仕組み。新杉田駅は折り返しの始発駅で、事故直前に駅側の装置が進行方向の切り替えを指示し、車両側から切り替えが終わったとの返答があった。続いて、駅側が出発の合図を出した直後に列車が逆走を始めたという。

 このとき本社では3人の職員が遠隔で運行状況を監視していたが、衝突前に異常を知らせる表示はなかった。逆走時に自動停止する仕組みはなく、車両の障害物検知装置は接触までブレーキがかからない上、今回は作動しなかったという。

 三上社長は「逆走することは全…

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