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 川崎市多摩区の路上で児童ら20人が殺傷された事件で、刃物で襲ったとされる岩崎隆一容疑者(51)=直後に自殺=とみられる男が事件4日前の朝、現場周辺の防犯カメラに映っていたことが捜査関係者への取材でわかった。神奈川県警は、事前に下見をした可能性があるとみている。

 捜査1課によると、岩崎容疑者は5月28日午前7時40分ごろ、小田急小田原線登戸駅近くで、スクールバスを待っていた私立カリタス小学校の児童らを刃物2本で襲ったとされる。捜査関係者によると、周辺の複数の防犯カメラを分析した結果、事件4日前の24日朝、短髪など岩崎容疑者と特徴が似た男が映っていたことが確認されたという。現場周辺など少なくとも3カ所で映っていた。

 県警の捜査では、岩崎容疑者は事件当日、川崎市麻生区の自宅を出た後、同線の読売ランド前駅で電車に乗り、現場最寄りの登戸駅で降りたことが確認されている。岩崎容疑者は長期間就労していなかったとされ、登戸駅近くで定期的に働いていた形跡は確認されていない。このため、県警は、岩崎容疑者が事件を起こすことを考えて現場に来ていた可能性があるとみている。