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 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の秋田市への配備を巡り、佐竹敬久知事は3日の会見で、来年中にも配備への賛否を表明する必要があるとの見通しを示した。

 防衛省は先月、配備候補地となっている陸上自衛隊新屋演習場の西側に広がる県有地の買収を新たに提案した。佐竹知事は、国の来年度予算案に関連調査費が計上される可能性があると指摘。予算の可決後に、県に対し正式な依頼が来るまでに「態度を決めないといけない」と話した。ただ、県道の付け替えなど県の関連部署による調査の時期については、配備受け入れへの既成事実化につながるとして、「一定の検討をする」と述べるにとどめた。

 一方、配備の是非を問う県民投票の可能性については、空母艦載機の受け入れ是非を巡る住民投票を実施した山口県岩国市を引き合いに、「国は結果を斟酌(しんしゃく)しない」として、否定的な考えを示した。(神野勇人)