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 本格的な梅雨入りや夏休みを前に、三重県鳥羽市の鳥羽水族館で子どもたちに絶大な人気を誇った「天気予報」が、6年ぶりに復活した。農村部を中心に幅広く生息するニホンアマガエルとアカハライモリが、自らのパフォーマンスで翌日の天気を予測するコーナーだ。

 3日午前11時前、これまでじっとしていたカエルとイモリに動きが見られた。水槽に10匹いるイモリのうち、2匹が水面近くまで浮上。別の水槽に10匹いるカエルの大半は目を見開いた。「これは曇りの予報です」。担当の三谷伸也・飼育研究部長が水槽を見守る来館者に説明した。翌4日、県南部の空には朝から雲が広がった。

 予測の判定方法はいたってシンプル。カエルが活発化したり、イモリが陸に上がったりするときは「雨」。カエルが目を閉じてじっとしている、イモリが水槽の底にいるときは「晴れ」。カエルの動きが鈍かったり、イモリが水面近くに浮上したりするときは「曇り」――といったあんばいだ。

 湿気を好む両生類の特徴を生かしたコーナーは2006年に登場。「夏休みの自由研究にもってこい」と口コミで人気が広がり、13年まで続いた。その後、休止していたが、再開を望む声が多く寄せられていたという。三谷部長は「過去の傾向からみると正答率は5割ほどだが、梅雨時はかなり当たる。身近な生き物を観察することで自然の摂理を知ってほしい」と話す。

 コーナーは8月31日まで設けられ、一日に午前と午後の2回、カエルとイモリの動きをみて担当者が翌日の天気を判定する。問い合わせは鳥羽水族館(0599・25・2555)へ。(安田琢典)