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 東京電力、東北電力、北海道電力――。大手電力会社がこぞって再生可能エネルギー、とくに洋上風力発電に力を入れると表明している。大きな方向転換だ。東電と中部電力の合弁会社JERAは国内の火力発電の大手である一方で、現在65万キロワットの再エネ発電の能力を、2025年には海外も含め500万キロワットに拡大するという。

 過去の取材経験から言えば、日本の再エネ、とくに風力の導入政策はきわめて実効性が乏しかった。世界の風力発電の設備量は太陽光の約1・3倍ある。日本では逆に、太陽光が風力の13倍以上と大きく偏っている。

 電力会社も風力を嫌った。理由の一つは適地が北海道や東北に偏在することだろう。風力を大規模に導入すれば、電気を全国融通せざるを得ず、10電力会社が日本を分割して地域独占的に運営する日本独特の制度とうまく合わなかったといえる。

 それが、今や「再エネは主力電…

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