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 講談社のメフィスト賞から世に出た作家の宮西真冬(まふゆ)さんが、新刊『友達未遂』(講談社)を出した。デビュー作『誰かが見ている』と続く『首の鎖』は心理サスペンスだったが、本作は秘密を抱えた少女たち4人が織りなすミステリー仕立ての群像劇。ジャンルにとらわれない読み味で、家族の呪縛と解放を描く。

 舞台は創立130年の歴史がある全寮制の女子高。規律に厳しいことで有名なお嬢様学校には、3年生と1年生が1人ずつペアになり、お互いをマザー、チャイルドと呼ぶ制度があった。恵まれない家庭に育った新入生の一之瀬茜(いちのせあかね)は、そこで誰にも言えない事情を抱えた少女たちと出会う。

 「母と娘の話を書きたいと思っていました」と宮西さん。「自分も母から言われたことに縛られているなと思う部分はあって、それが支えにも生きづらさにもなる。父と息子ならまた違うのに、娘が母を乗り越える、捨てるというと『冷たい娘』と思われがち。なんでだろうなと」。作中のマザー/チャイルド制度は、母娘との二重写しだ。

 本作はメフィスト賞への初投稿…

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