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 「サイクル県」を掲げ、自転車関連のイベント開催に熱心な山口県。その取り組みを後押しする自転車店が防府市にある。アニメの影響などで人気が高まるスポーツバイクをそろえ、その魅力を発信。ここにしかない自転車を求め、多くの愛好家が訪れている。

 防府市千日1丁目にある「ルモンドヴェロ」。110平方メートルほどの店にカラフルな自転車が所狭しと陳列されている。壁にはホイールやタイヤチューブなどが隙間なく並ぶ。1980年、「のりものセンターふじい」として創業した。90年に現在の場所に移転した際、「世界の自転車に出会える店に」との思いを込め、フランス語で「世界」と「自転車」を意味する言葉を組み合わせた店名に改めた。従業員は6人。

 「倉庫にある分も合わせれば、100台くらい店にありますよ」と藤井清二社長(46)。県内各地はもちろん、福岡や広島、島根からも客が訪れる。

 防府市内の自転車卸業者で働いていた父、清美さん(82)が独立し、店を開いた。スポーツバイクに注力するようになったのは、清美さんが開業前に欧州を旅したことがきっかけだ。スポーツバイクで街を駆け抜けるパリっ子たちを見て、「日本でもスポーツバイクの時代が来る」と考えた。

 当時はスポーツバイクの輸入代理店が少ない時代。取引をしていた卸業者に欧州からの輸入を頼んだりして、台数を集めた。

 「父の影響で、中学時代から暇さえあればスポーツバイクを乗り回していた」という清二さんが社長に就いたのは2002年。自転車量販店が増えていた頃でもあり、「他の店と同じことをしてもだめだ」と考え、スポーツバイク中心の品ぞろえにかじを切った。

 「職人肌」と自らを評する清二さんの持論は「良い自転車も、良い乗り方をしないと意味がない」。メーカーから送られてくる自転車は分解し、ホイールのゆがみをなくすなど調整をしたうえで販売。納車時には、変速機の使い方やメンテナンスの仕方など、乗り方のコツをたっぷり1時間ほどかけて説明する。「良い物を売りたいという思いが一番強い。顧客の満足度を上げれば、売り上げは後からついてくる」と話す。

 15年には、統計データに基づ…

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