[PR]

医の手帳・ぜんそく(2)

 今回は気管支ぜんそくの症状と診断について説明します。

 ぜんそくは、せきやたん、息苦しさや「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という喘鳴(ぜんめい)など、さまざまな症状がありますが、発作性があることが特徴の一つです。最近ではせきだけのぜんそく(せきぜんそく)も増加しています。また、胸の痛みやのどに感じる違和感などもぜんそくの症状のひとつです。

 ぜんそくの症状(発作)は、夜間や早朝におこりやすいのが大きな特徴です。その他にも季節の変わり目や天気・気温の変動の大きい時、疲れている時、風邪を引いた時、たばこ・線香の煙や強いにおいを嗅いだ時などにも起こる傾向があります。激しい発作(ぜんそくの症状が急激に悪化した状態)を起こすと呼吸困難に陥ることがあり、その際には、ときに命にかかわることがありますので、注意が必要です。

 診断には次のような検査が必要です。

 肺機能検査とは息を思いきり吸ったり吐いたりする検査で、肺活量や一秒間に吐き出せる息の量(一秒量)を調べ、一秒率(一秒量/肺活量)という指標を調べます。ぜんそくの状態が悪い場合には、これらの指標が低下しています。呼気一酸化窒素検査では、吐いた息の中の一酸化窒素を調べ、気道の炎症の程度を評価します。

 血液検査では血液中の好酸球数の評価とアレルギー反応の程度を調べることができます。アレルギー反応は血液中のIgEというたんぱくの量を測定して評価します。さらに特定のアレルゲンに反応するIgEも測定できます。たんを顕微鏡で調べる検査もあります。ぜんそくの際にはたんに含まれる好酸球が増加します。

 このほか、画像検査(レントゲンやCT検査)は、呼吸困難やせきの原因となるような、他の肺疾患や心疾患がないかを調べる目的で行われます。

 

<アピタル:医の手帳>

http://www.asahi.com/apital/healthguide/techou/(新潟大学大学院医歯学総合研究科 小屋俊之准教授)