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 ソニーは、新入社員の初任給を引き上げる。プログラミング言語を使いAI(人工知能)などの分野で新たなサービスを開発できる人材を採用するため、大学院修了など一部の新入社員の年収を能力に応じて最高で730万円と、現在の約560万円から3割程度上げる。デジタル分野での人材の獲得競争が世界的に激しくなっていることが背景にある。

 今春の新入社員も全員7月から、給与を大卒で2万円増の月25万円、院修了で1万5千円増の月28万円に引き上げる。その上で、プログラミングが堪能な新入社員を中心に、入社後の仕事内容や評価に応じて人事評価で9段階中の4段階目にあたる「主任クラス」の等級に抜擢(ばってき)する。これまで新入社員は入社2年目の6月まで一律で「等級なし」だった。

 2020年4月からは採用試験など、入社前の評価で等級を与えることも検討している。約400人いる新入社員で実際に等級が与えられるのは5%ほどと見込む。

 同社広報は「世界的な人材獲得競争に、危機感を持って対応していく」としている。(小出大貴)