[PR]

 長期政権を支えてきた軍部への抗議デモが続くアフリカ北東部スーダンで、治安部隊が3日、首都ハルツームの軍本部前を占拠していたデモ参加者に発砲するなどした。AP通信は、デモ参加者側の話として、少なくとも35人が死亡し、数百人が負傷したと報じている。

 事実上の暫定政権を率いる軍事評議会の報道官は「治安部隊とデモ参加者の間で衝突があった」と説明。治安部隊はデモ参加者が座り込みを続けていた軍本部前周辺をほぼ制圧したという。

 スーダンでは、物価上昇などを理由に昨年12月から抗議デモが拡大。4月11日に軍がクーデターを起こし、30年にわたる長期支配を続けたバシル大統領を解任した。だが、その後も軍が権力の座を握ったため、民衆が反発し、デモが続いていた。軍は、デモを主導してきたグループや野党などとともに統一の暫定政権の発足では合意したが、民政主導には反対しており、協議は難航している。(ヨハネスブルク=石原孝

(あわせて読みたい)叫ぶ女性たち、自由を求め スーダン「第2アラブの春」
民政移管を求めて国民がデモを続けるスーダン。石原孝記者が現場で目にしたのは、自由を求め、運動に加わる女性たちの姿でした。
(こんな記事も)映画は誇張…「ホテル・ルワンダ」元従業員が見た現実
映画のモデルとなった元従業員の男性に話を聞くと、描かれていた現実とは随分と違う実態が見えてきました。こちらも石原記者の記事です。